BIOGRAPHY
2002年11月、SABER TIGERを脱退した下山武徳、竹内聡、礒田良雄の3名を中心に、ギタリスト2名を迎えて結成されたSIXRIDE。
翌12月にはすぐにライブ活動を開始させ、さらには年末まで全国ツアーを展開するなど、いきなり精力的な活動でスタートした。
明けて2003年、アコースティックユニットによる全国ツアーを皮切りに、バンドユニットでも全国ツアーを幾度となく繰り返し、さらには様々なイベント出演などで全国を飛び回り、徐々にファン層を拡大していく。
そして10月には1stアルバム「TICKET TO RIDE」でメジャーデビューを果たす。
この「TICKET TO RIDE」はそれまでのHM/HR路線の曲だけでなく、キャッチーなナンバーから各メンバーの特色を活かした様々なタイプの楽曲が全14曲収録されており、ファンの間では『シングル集のような存在』と称された。
結成1年を経たずしてメジャーデビューを果たしたバンドは、その勢いのままレコ発ツアーを開始。
初日の札幌では初となるワンマンライブを開催。ツアーへの勢いを蓄えた。
全国15都市18公演で行なわれたこのツアーは大盛況で幕を閉じ、2004年を最高の形で迎えることとなる。
2004年はアコースティックユニットによるツアーで活動を開始。
さらに充実したグッズの展開やファンサイトの開設、各種メディア媒体への露出など、勢いはさらに増すばかり。
前年ほどの数こそないものの、ツアーを重ねバンドの結束力も増し、ライブ動員数も増やしていった。
この頃目立ったのが新規ファンの参入。
他のバンド目当てで来たファンが、初めてSIXRIDEのライブを経験し、その内容に衝撃を受けてファンになる、という形が全国各地で見られた。
この年の10月に2ndアルバム「SIXRIDE」を発表。
シングル集と呼ばれた前作とは異なり、アルバム一枚を通してのコンセプトが位置付けられたこの作品もまた人気が高く、バンド名がアルバムタイトルになるという意気込みも感じられる作品に仕上がった。
そのままレコ発ツアーを開始。
ツアーファイナルとなる札幌ではライブ前に「スペシャルファンミーティング」と題したイベントが開催され、各メンバーの機材展示やグッズが当たる抽選会、デモ演奏などが行われ、普段のライブとは違った催しで来る人を楽しませた。
そしてファイナルライブ。
結果的にこれが最後のライブとなることは誰も予想していなかったが、終始異様なまでの盛り上がりを見せ、途中バンドライブでは異例の質問コーナーやパートチェンジなどもあり、まさに大団円、総決算的な1日となった。
このライブが終わり12月。
突然の活動休止が発表され、メンバーはそれぞれの活動に移ることとなる。